電子情報技術産業協会(JEITA)は,日本市場における2005~2007年のディジタル放送用受信機の出荷台数予測を上方修正した。2004年2月5日に公表した2004年版の「AV主要品目世界需要予測」で明らかにしたものである。2003年版では2005年の出荷台数を305万台と予測していたが,2004年版では338万台とした。さらに2006年の出荷台数を393万台から556万台に,2007年は485万台から799万台に上方修正した。ディジタル放送用受信機の普及をけん引している薄型テレビ(液晶テレビやプラズマテレビ)の需要が,予想以上に増えていることなどが上方修正の要因である。また今回は2008年の予測を追加し,出荷台数を1002万台とした。なお2004年の予測だけは,前回の238万台から214万台に下方修正した。JEITAが予測した出荷台数は,ディジタルBS放送用受信機と,同放送と東経110度CS放送の「2波共用受信機」,これにディジタル地上波放送を加えた「3波共用受信機」という三つの受信機の合計である。