PHS事業などを手がける「鷹山」(本社:東京都世田谷区,社長:高取直氏)は2003年11月27日に,2003年度の中間期(2003年9月期)決算を発表した。23億円の経常赤字を計上したが,今後PHSデータ通信事業の子会社「YOZAN IPネットワークス」(YIP)に経営資源を集中し,定額制のPHSデータ通信サービスを開始することで早期の黒字化を目指すとした。

 この計画を実行に移すため鷹山は2003年9~10月に,YIPに対する第三者割当増資を行い,資本金を60億円とした。この増資で得た資金を基にYIPは,PHSネットワークの増強などを行う。定額PHSデータ通信サービスは,2004年度第1四半期に開始する計画だ(詳細は日経ニューメディア2003年12月1日号に掲載)。