ソニーと韓国サムスン電子は2003年10月28日,液晶パネルを製造する新会社を2004年3月までに合弁で設立することで合意した発表した。「第7世代」と呼ばれる大型の液晶パネル(220cm×187cm)を,2005年夏までに毎月数万枚製造できる体制を整える。液晶パネルが大型になれば,1枚のパネルから多くの液晶テレビやパソコン用のパネルを作れるため,製造単価の引き下げが可能になる。ソニーとサムスン電子は,第7世代の製造に乗り出すことで,自社の液晶テレビなどの価格競争力を高めたい考えだ。また新会社が製造した液晶パネルは,ソニーとサムスン電子以外のメーカーにも販売するとみられる。新会社の本社と製造拠点は韓国に置く。資本金は約20億ドルを予定している(10月28日発表)。■

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