携帯電話向けコンテンツ提供事業者の「インデックス」(本社:東京都世田谷区,社長:小川善美氏)と,防犯機器メーカーの「ホーチキ」(本社:東京都品川区,社長:藤本二郎氏)は2003年9月9日,携帯電話機を利用したホームセキュリティー・サービス「S-mode」を同日に開始したと発表した。携帯電話機を使って,自宅に異常があった場合の通報をメールで受信したり,自宅に設置した監視カメラの映像を見ることができる。携帯電話サービスはNTTドコモとKDDI,J-フォンの3社に対応しており,各社のインターネット接続サービスと組み合わせて利用できる。

 ホーチキが提供するセキュリティーサーバーを自宅内に設置し,ADSL(非対称ディジタル加入者線)などのブロードバンド(高速大容量)回線に接続する。このサーバーに各種センサーや監視カメラが接続される。サーバーとセンサー,カメラを加えたシステムは30万円からで,ホーチキが販売する。利用者はこれに加えて,インデックスにサービスの利用料として月額980円を支払う必要がある(9月9日発表)。