シャープと米Texas Instruments(TI)は2003年7月7日,携帯電話システムの欧州標準方式「GSM/GPRS」に対応したカメラ付き携帯電話機用の主要モジュール部品(リファレンスデザイン)を,端末メーカーに共同で2003年末から発売すると発表した。両社が共同開発するリファレンスデザインは,シャープが提供する100万画素のCCDカメラ用モジュール,フラッシュメモリー,液晶モジュールと,TIが提供するRFチップ,アプリケーションDSPを組み合わせたものになる。

 端末メーカーがこのモジュール部品を採用すれば,必要な部品を個別に調達する場合と比べて,製造ミスが少ないカメラ付き携帯電話機を,より短期間で製造できるようになるという。両社は今回の提携を機に,今後も様々な携帯端末用モジュールを提供する方針である(7月7日発表)。