NTTドコモは2003年4月8日,iモード対応の新型携帯電話機「ムーバ505i」シリーズを開発したと発表した。当初提供するのは6機種である。2003年7月までに順次発売する見通しで,価格は未定という。現行機種と比べた特徴は,(1)100万画素以上のディジタルカメラ,(2)赤外線ポートを使った家電のリモコン機能,(3),カード型の外部メモリーを挿入するスロット,(4)米Macromediaが開発したアニメーション規格「Flash」の表示機能--などを,すべての機種が標準搭載することである。

 機種別の独自機能をみると,例えば「F505i」は携帯電話機として世界で初めて指紋認証によるセキュリティー機能を搭載する。登録したユーザーの指紋を確認できない場合,通話や電子メールなどが利用できないように機能を制限できる。また「F505i」と「P505i」,「SH505i」の3機種は,ディジタルカメラからバーコードを読み取る機能を持つ。名刺などに印刷した専用のバーコードを撮影することで,電話番号や電子メール・アドレスなどを携帯電話に登録できる(4月8日発表)。■

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