伊藤忠商事とNTTデータ,三洋電機,シャープ,ソニーの5社は2003年3月4日,3次元の立体表示に対応した情報端末やソフトウエアなどの普及促進を図る業界団体「3Dコンソーシアム」を同日に設立したと発表した。コンソーシアムにはこれらの幹事会社5社に加えて,機器メーカー,ソフトウエア・ベンダー,コンテンツ・ベンダー,システム・インテグレーター,放送事業者など合計で70社が参加した。これまで参加企業には,3次元表示を可能にする液晶デバイスや携帯型情報端末,表示ソフトの知的所有権などをそれぞれ所有していても,なかなか大きなビジネスにできない悩みがあったという。そこで今回,コンソーシアムを設立して3次元表示の関連製品を持つ企業などが集まり,普及策などを共同で検討することにした。このほかコンソーシアムでは,3次元の画像フォーマットやコンテンツ作成方法などの標準化などにも取り組むという(3月4日発表)。■

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