松下電器産業は2003年1月24日に,ストリーム配信された動画をテレビ受像機で視聴できるインターネット端末「ブロードナウ」を発売した。300台限定で2002年11月から試験的に販売していたが,「ニーズが高かったため」(松下電器)このたび本格的な販売に踏み切った。ブロードナウはテレビ受像機に外付けするセットトップ・ボックス(STB)であり,ADSL(非対称ディジタル加入者線)モデムなどに接続するためのイーサネット・ポートを持つ。ADSLなどのブロードバンド(高速大容量)回線を通じて配信された映像コンテンツを,内蔵している動画再生ソフトで再生し,テレビ受像機に映し出す仕組みである。また,アナログ地上波放送を録画することができる記録容量40GバイトのHDD(ハードディスク駆動装置)も搭載している(詳細は日経ニューメディア2003年2月10日号に掲載)。