KDDIとジェーシービー(JCB),トヨタファイナンス,三井住友カード,ユーシーカード(UCカード)の5社は2002年9月30日,携帯電話機を使うクレジット決済サービス「Kei-Credit」のモニター実験を2003年3月に開始すると発表した。モニターの募集は2002年12月に開始するという。実験では,ユーザー認証機能を持つUIMカードを内蔵した日立製作所製の携帯電話機を,KDDIがモニターに提供する。モニターはこの携帯電話機を使って,インターネット上の仮想店舗と実際の店舗で商品購入代金などの決済を行う。

 実験に参加するすべてのカード会社が,仮想店舗での決済サービスを提供する。実際の店舗での決済サービスを提供するのは,トヨタファイナンスとUCカードである。店舗には携帯電話機と赤外線通信で認証情報などをやり取りするために,赤外線ユニット付きのPOS(販売時点情報管理)対応レジを設置する(9月30日発表)。■

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