NTT東西地域会社は2002年9月24日,複数の接続先を持つユーザーの利便性を向上させるため10月1日から,「フレッツ・ADSL」と「Bフレッツ」の全メニューで同時接続2セッションの利用を可能にすると発表した。現在,フレッツ・ADSLの「1.5Mタイプ」と「8Mタイプ」,Bフレッツの「ファミリータイプ」などのメニューでは,同時接続セッション数(「PPPoE」セッションにより同時に接続できる最大数)が1に制限されている(Bフレッツの「ベーシックタイプ」などは現在でも2以上)。このため,1台のパソコンでNTTブロードバンドイニシアティブ(NTT-BB)のコンテンツ配信サービス「BROBA」と,インターネット接続サービスを同時に利用できないといった不都合が生じていた。そこで東西NTTは10月から,これらのメニューの同時接続セッション数を2に引き上げることにした。

 NTT東日本の場合は変更の申し込みが不要で,10月1日から自動的に同時接続セッション数が増える。一方NTT西日本の場合は,申し込み(10月1日から受け付け開始,工事費2000円)が必要になる。その代わりに,フレッツ・ADSLなどの同時接続セッション数をさらに増やせる「フレッツ・プラス」のサービスを,10月1日に開始する(9月24日発表)。■

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