NTT(持ち株会社)とオリンパス光学工業,日本ビクターは共同で,光ファイバ回線と800万画素の超高精細度ディジタル動画カメラを使ったクラシック・コンサートの遠隔中継の実験を,2002年9月7日に実施する。イベント運営を手がける「サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会」(総監督:小澤征爾氏)と協力して行うもので,長野県松本市のコンサート会場におけるクラシック・コンサートの模様を,東京都の野外会場やNTT武蔵野研究開発センタで視聴できるようにする。

 東京都の屋外会場などの中継先では,800万画素の大画面プロジェクターを使って映像を再生し,現地のコンサート会場と同等の臨場感を実現する。NTTは光ファイバ回線を,オリンパスは動画カメラを,ビクターはプロジェクターを提供する。光ファイバ回線を使って800万画素の動画を中継する実験は日本で初めてとしている(8月19日発表)。