マイクロソフトは2002年5月20日,公立学校へのパソコンと高速インターネット接続サービスの導入を促進するために,メーカーや教材開発事業者など18社と共同で「ブロードバンドスクール・コンソーシアム」を設立したと発表した。公立学校が導入した高速インターネット接続サービスを,無線LANによって生徒や教員が共有するシステムの普及を目指す。

 コンソーシアムへの参加メンバーのうちNECと日本ヒューレット・パッカード(日本HP)がノート型パソコンを,メルコなどが無線LAN機器を,学研やベネッセコーポレーションなどがパソコン向け教材を提供する。また,システム・インテグレーションや教職員のIT教育といったノウハウも提供して,ブロードバンド(高速大容量)インターネットを利用したスクール事業を支援する。マイクロソフトはこうした活動を通じて,自社のOSや関連アプリケーションの販売促進につなげる狙いだ(5月20日発表)。

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