日本テレコムと東日本旅客鉄道(JR東日本)は2002年4月8日,JR山手線の主要駅構内で2月7日に開始した無線LANによるインターネット・サービス(無線LANサービス)の共同実験に,インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)の松下電器産業(サービス名はPanasonic hi-ho)とドリーム・トレイン・インターネット(同DTI),ニフティ(同@nifty)の3社が新たに参加すると発表した。松下電器が4月10日に,DTIとニフティが4月下旬にそれぞれ参加する。これにより,日本テレコム(同ODN)と同社の全額出資会社であるJENS(同JENS SpinNet)の2社と合わせて,5社のISPサービスが実験で利用できるようになる。実験は技術検証や利用者ニーズの把握などを目的に,7月31日まで行う予定である。


 実験では,「IEEE.802.11b」方式による最大伝送速度が11Mb/sの無線LANサービスを,参加するISPが募集したモニターに無料で提供している。モニターのパソコンに無線LANカードを搭載することなどで,駅構内でインターネットを利用できる(4月8日発表)。


日経ニューメディアのホームページへ