NTT(持ち株会社)と日立製作所,松下電器産業の3社は2002年2月19日,NTT東西地域会社が提供するFTTH(Fiber To The Home)サービス「Bフレッツ」を利用した電子商取引(EC)サービス「HIKARIコマースサービス」の実現に向けて,共同研究を開始したと発表した。Bフレッツの高速性を生かして、(1)ユーザーがネットワーク上のサーバーから大量の商品カタログ(動画や静止画)を瞬時にダウンロードし,商品の比較購入などができる「Visual Shopping」,(2)Visual Shoppingで使う商品カタログを,仮想店舗の運営者がECサイトに登録する際に使う「Visual Showcase」──という二つの機能の実現を目指す。

今回の3社による共同研究では,こうしたサービスを実現するために必要となるEC用のソフトウエアや専用の通信プロトコルを開発し,2002年4月中旬にも仕様を固める。その後、開発したソフトウエアと通信プロトコルを使った実験を7~9月に行う計画である(2月19日発表)。■

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