NTT東西地域会社は,5GHz帯の周波数を利用する無線アクセス技術「AWA」(Advanced Wireless Access)を使って2002年春に開始する屋内向けの高速データ通信サービス「Biportable」で,映像や音楽などのストリーム型コンテンツを既存のビデオやCDレンタルと同程度の料金で有料配信する考えだ。

 両社がBiportableの導入実験を2001年3~8月に実施したところ,ユーザーの用途がインターネット接続と映像系コンテンツに集中する結果が出た。これを受けて東西NTTは,映像系コンテンツの料金競争力を高めることで,Biportableの普及を推進したい意向だ。