電子情報技術産業協会(JEITA)は2001年10月10日,携帯電話とPHSを合わせた8月の移動電話の出荷台数を発表した。それによると,8月に419万2000台を出荷したものの,前年同月の実績に比べて98.6%にとどまった。これで,2001年6月から3カ月連続で前年の実績を下回ったことになる。新規加入が伸び悩んでいることや,買い替え需要が冷え込んでいることが出荷台数の鈍化につながった。

 8月の出荷台数の内訳は,携帯電話が前年同月比99.9%の398万9000台で,3カ月連続で前年同月の実績を下回った。一方PHSの出荷台数は前年同月に比べて79.1%の20万3000台であり,6カ月連続で前年実績を達成できなかった(10月10日発表)。