インターネット関連の国際標準化作業を手がける「IETF」(Internet Engineering Task Force,p.13の今週の用語参照)は,インターネットで配信する映像や音楽などストリーム・データの伝送方式「RTP」(Real-time Transport Protocol)の仕様を2001年末に固める。

 2002年春には通信事業者などが導入できるようになる見通しで,日本ではNTTドコモが第3世代移動通信サービス「FOMA」で2002年春に商用化する動画配信サービスでの採用を決めている。

 移動通信用の動画ストリーム配信方式の標準化を手がける「Wireless Multimedia Forum」(WMF)や,第3世代移動通信システムの標準化を手がける「3GPP」や「3GPP2」など移動通信関連の業界団体も,RTPを標準仕様として採用する予定である。

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