日本テレコムは2001年8月7日,動画などのブロードバンド(高速大容量)コンテンツの配信事業に参入すると発表した。「J-ビジョン」という名称で2002年1月に試験サービスを開始し,2002年4月にも商用サービスに移行させる計画である。

 動画などのストリーミングを独自の圧縮再生技術を用いて10分の1以下に圧縮し,自社のADSL(非対称ディジタル加入者線)サービス「J-DSL」などのアクセス回線を通じて,ビデオ・オン・デマンド(VOD)方式で配信する。さらに,認証や課金・決済などのプラットフォーム・サービスも提供する。新サービスで採用する動画の圧縮再生技術は,日本テレコムとソフトウエア開発を手がけるマリーンシステムアソシエイツ(本社:沖縄県那覇市,社長:戸澤誠氏)が共同で開発した(8月7日発表)。