NECは,オフィスなどで広く普及しているLAN方式「イーサネット」と互換性がある,最大伝送速度が54Mb/sの無線LANを2001年末にも発売する。通信方式は,IEEEが標準化を手がけている「802.11a」に準拠させる。また,電波産業会(ARIB)が公衆網との接続を狙って標準化を進めている5GHz帯利用の無線アクセス方式「HiSWANa」(NTTのAWAを含む)と,仕様の共通化も進めている。将来的には1台の移動端末から,オフィスなどの無線LANと店舗などにあるHiSWANaの両方の基地局と通信できるようにする考えだ。

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