移動通信関連技術の開発会社である米QUALCOMMは,同社が開発した「cdma One」方式に対応した携帯電話機用の新プラットフォーム「BREW」のデモを2001年5月上旬に米国で実施した。BREWはJava言語や静止画,動画,音楽などを使った高度な携帯電話機向けアプリケーションを,ソフトウエア開発業者が迅速に作成できるようにするためのプラットフォームである。

 今回のデモには6社のソフトウエア開発業者が参加した。具体的にはモバイルによる電子商取引(Mコマース)に必要な電子財布ソフトなどを提供する米The Brodia Groupと,3次元のアニメーション再生ソフトを開発した米Eyematic,MP3方式に対応した音楽再生ソフトを提供する米MP3.com,広告コンテンツの受信ソフトを手がける米NetZero,企業向けグループウエアへのリモートアクセス用ソフトを提供する米Visto,企業向けデータベースへのリモートアクセス用ソフトを提供する米Wireless Knowledgeである。

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