NTTドコモは,2001年5月末から試験的に提供する次世代移動通信システム「IMT-2000」を使うサービス「FOMA」と現行のPDCサービスを,一つの契約で利用できる「デュアル・ネットワーク・サービス」を提供する方針を固めた。提供時期は未定だが,FOMAの一般加入受け付けを始める2001年10月にも開始するとみられる。さらにNTTドコモは2002年春に,海外のエリアでも使えるFOMA用端末を完成させて,2002年度中にも国際ローミング・サービスを開始する。こうした日本と海外でのエリア補完戦略によってNTTドコモは,FOMAの人口カバー率が97%に達する2004年3月までに,600万人の加入者獲得を目指す。

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