NTTドコモの大星公二会長は,ソフト開発会社のACCESSが2001年4月17日に東京都内で開催したセミナーで講演を行い,携帯電話機を利用したインターネット接続サービス「iモード」のシステムを早期に開放する考えを明らかにした。「iモードは2000万人の加入者を獲得した段階で,公共インフラとなった。今後コンテンツやポータルサイトの開発を外部業者にゆだねるためにも,システムを早急に開放するのがユーザーや業界にとって有益だ」とした。

 これまでNTTドコモは,iモード・システムの開放時期を2年後としていた。大星会長の今回の発言は,早期開放を求める総務省やコンテンツ開発会社などにとって追い風になりそうだ(4月17日開催)。