NTT(持ち株会社)の宮津純一郎社長は2001年2月21日の定例会見で,「有線ブロードネットワークス(usen)による100Mb/sのFTTH(Fiber To The Home)インターネット・サービスは,価格性能比でNTT東西地域会社のFTTHサービスより優れている。FTTHサービスも伝送速度が注目された時代から,価格競争の時代に突入しつつある」と述べた。その上で,「東西NTTが2001年春に試験提供する100Mb/sのFTTHサービスでは,usenに対抗できる価格を設定する。サービスの概要については両社が近く発表する」と語り,東西NTTに先がけて100b/sのFTTHサービスを2001年3月に提供するusenへの対抗意識をあらわにした。

 また,東西NTTが計画している固定電話によるインタ-ネット接続サービス「Lモード」の提供の是非について情報通信審議会が検討を進めていることに対して,「(LモードがNTT法に照らして適法か否かの)法律論については,情通審での議論を見守っている。NTTとしては,早くサービスを開始させてほしいというこれまでの要望に変わりはない」と強調した(2月21日発表)。■

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