auグループ(KDDIおよび沖縄セルラー電話)と、東京、東海、関西のツーカーグループ3社は9月20日、件名に「未承諾広告※」と記載された携帯電話向け電子メールの受信を拒否できるサービスを11月上旬に開始すると発表した。

 受信拒否機能が利用できる電子メールサービスは、auの「EZwebmulti」、「EZweb@mail」およびツーカーの「EZweb@mail」。これらのサービスが利用できない旧機種のEZweb電子メールサービスや、ツーカーの「SkyMessage E-Mail」は対象外となる。同機能の付加利用料は不要。ただし、初期設定では「未承諾広告※」メールを拒否しないため、利用者が拒否設定を行う必要がある。

 「未承諾広告※」は、7月1日の「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」と「改正特定商取引に関する法律」の施行により、メール受信者の同意を得ていない広告メールなどの件名に記載することを義務付けられたもの。この文字列を含んだ電子メールを拒否するサービスは、携帯電話事業者としてはJ-フォンが8月30日から提供済み。NTTドコモも10月1日に始める。au、ツーカーの開始により、携帯4グループすべてで「未承諾広告※」メールの拒否が可能になる。

(安井 晴海=日経ネットビジネス)