NTTドコモは9月3日、2002年10月1日に「未承諾広告※」と記載されたiモードあての電子メールについて、利用者が受信を拒否できるサービスを追加すると発表した。初期設定では「拒否する」になっており、10月1日以降、利用者が自ら設定を解除しなければ「未承諾広告※」メールは届かなくなる。また、受信拒否を望まないユーザーにも配慮し、今回のサービス開始に先立ち、9月24日から事前に設定を解除できるようにする。

 このサービスは、7月1日の「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」と「改正特定商取引に関する法律」の施行を受けて対応したもの。 改正特定商取引法では、メールの送信者が受信者の同意を得ずに送信する、広告などの「特定電子メール」の件名欄に「未承諾広告※」と表示することを義務付けている。一方、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律では、受信拒否の通知をした者に対し、送信者が特定電子メールを送信することを禁止している。

 同様の「未承諾広告※」受信拒否機能のサービスは、既にDDIポケットは今年6月26日から、J-フォンは同8月30日から開始している。

(永井 学=日経ネットビジネス)