バンダイは、インターネット経由で操縦できるネットワークロボット「BN-8(仮称)」を開発した。今後いくつかの機能を追加をした上で、2003年中を目途にテーマパークやショールームを運営している企業向けに販売する。価格は2~3万円になる予定。

 BN-8は、顔の部分にカメラを搭載しており、キャタピラーで走行する。IEEE802.11b方式の無線LANに対応しているため、インターネット経由で遠隔地から操縦できる。同社は、3月28日から31日まで開催されているロボットの博覧会「ROBODEX2002」でBN-8の試作機を展示している。

 BN-8を利用するには、ユーザーはまず操作用のWebページにアクセスする。このページには、BN-8のカメラが写した画像が表示される。利用者はこの画像を見ながら、Webページ上に配置されたボタンを押して、前後進、左右旋回、停止などの操作を行う。カメラが写した画像で気に入ったものがあれば、電子メールに添付してパソコンや携帯電話に送信できる。

(太田 憲一郎=日経ネットビジネス)