東急バスは2001年6月1日、インターネットでバスの運行情報をリアルタイムで提供する運行情報サービスを開始した(http://www.busnavi.net/tokyu/)。利用客はパソコンやiモード対応の携帯電話から、バスの現在走行位置やバス停への接近情報、待ち時間、時刻表などの情報を無料で閲覧できるもの。

 バスにGPS(全地球測位システム)とNTTドコモの携帯電話を使ったパケット通信サービス「DoPa」を組み合わせた通信機を搭載し、1分ごとにバスの位置情報をインターネット上のサーバーに送信する。既に東京都目黒区の「東急コーチ自由が丘線」でサービスを提供しているが、将来は全路線に導入する予定だ。

 今回のサービスは、NECネクサソリューションズ(東京都港区)が提供する位置情報のASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)サービスを利用している。バス会社はバス1台につき月額3000円でサービスを利用できる。GPSとパケット通信の発信器を組み合わせた機器は1台約8万円で、レンタルも受け付ける。通信にかかるパケット料は、バス1台につき月2000円程度という。
(永井 学=日経ネットビジネス)