このサービスは,東京電力が光ファイバーと小型の基地局を組み合わせたアクセス網を整備し,子会社のスピードネットがプロバイダーとして基地局周辺のユーザーにインターネット接続できる無線サービスを提供するもの。まず埼玉県さいたま市の一部区域でサービスを開始し,2001年には三鷹市などの東京都市部,2002年には千葉県市川市などに展開する計画だ。
FTTH は,NTT東日本とNTT西日本が2001年7月にも開始するFTTHサービス「Bフレッツ」の対抗サービスと位置付ける。東京電力は2001年3月末にスピードネットの第三者割り当て増資を引き受け,出資比率を77.13%に引き上げ子会社化した。今回の事業では東京電力は約50億円を投資して,5万キロメートル以上の光ファイバー網を敷設する計画だ。