コンビニエンスストアのミニストップは2月21日,ネットで受注した商品を宅配する新サービス「ミニストップホームデリ」(http://www.ministophomedeli.com/)を,千葉県市川市でスタートさせた。注文はネット上で24時間受け付けており,一部の商品を除いて原則的に即日配達する。新設した物流拠点に専従の担当者を置き,最短1時間で午前0時までの配達が可能になった。

 取扱品目は食品や日用雑貨が中心で,弁当やファーストフードも購入できる。ポイントサービスを導入したのも特徴で,商品購入額100円につき1ポイントを提供し,1ポイント1円として商品購入や配送料に利用できる。

 利用者は「ミニストップホームデリ」のページで会員登録した上で,画面上で商品を選んで注文する。配達料は1件につき200円だが,3000円以上の購入については無料。代金は商品と引き替えに支払う。対象地域は物流拠点があるJR本八幡駅周辺から,配達に約15分かかる地域を目安に設定した。

 受注システムは,西友ネットスーパーなどのEC(電子商取引)サイトを運営するココデスの「インターネット即日宅配支援システム(ECES)」を採用した。今回のサービスは「あくまで実験」(同社広報)としており,今回の実施結果を見た上で今後の展開を検討する考えだ。

(瀧本 大輔=日経ネットビジネス編集)