エクソダス コミュニケーションズは,2000年4月,東京にインターネット・データセンターを開設した。同社は,米国のデータセンター事業者大手,エクソダス・コミュニケーションズの日本法人。国内の企業はもちろん,アジア地域に進出する米国企業を主な対象に,Webホスティングやハウジングのサービスを提供する。データセンターの敷地面積は1万4620平方メートル。すでに,EC向けソリューションを提供する事業者など,数ユーザーがサービスを利用しているという。

米エクソダスは,すでに欧米を中心に複数のインターネット・データセンターを開設。データセンター間を独自のネットワークで接続している。東京のデータセンターも,このグローバル展開の一環である。同社が運用するWebサーバーにアクセスする場合,経由するISPのバックボーンが少なくて済むため,高速レスポンスを実現しやすい。また,同社はWebサイトのパフォーマンス管理ツールなどを提供する米サービス・メトリクスを買収。ユーザーはURL単位でのSLA(サービス・レベル契約)などの付加価値サービスも受けられる。コンテンツ・デリバリ・サービス事業者の米ミラー・イメージ・インターネットとも提携済みで,世界中のデータセンターにWebコンテンツを分散配置してアクセスを分散させるソリューションも提供する。(Y.K.)