ソニーと米サン・マイクロシステムズは,11月,家電製品やAV機器などに組み込むインターネット接続技術を共同開発する計画を明らかにした。この技術をもとにした製品を開発することで,一般家庭にインターネット利用を定着させ,さらにはインターネット上でのインタラクティブなコンテンツ・サービスなどの開発を促す狙いである。

両社が共同開発するのは,CATVに利用するセットトップ・ボックスやディジタルTVといった機器からインターネットへの接続を可能にするゲートウエイ・ソフト。Javaのほか,家電製品をネットワーク接続する際のプラグ・アンド・プレイ機能などを実現できるJiniやHAVi(ホーム・オーディオ-ビデオ・インタオペラビリティ)などを基盤に,技術開発を進める。ソニーは,今回の技術提携に基づいて,オンラインでのカスタマ・サポート機能を持つAV機器や,インターネット上のコンテンツを自由に取得できるステレオやテレビといった次世代製品を開発するとしている。(Y.K.)