米マクロメディアは,HTMLファイルの変換ツールのベータ版を11月末にも公開する。10月6日に米マイクロソフトが発表したInternet Explorerの仕様変更に対応したもの。本誌の取材で明らかになった。Internet Explorerは,2004年春にも,プラグインを使ってFlashやPDFなどのコンテンツを表示する際に,ダイアログ・ボックスを表示するように仕様を変える(関連記事)。

 公開するベータ版のツールは,パソコン上で動作するコマンド・ライン・ツールおよびGUIツールである。両ツールが提供する変換機能は,(1)HTMLファイルを走査し,APPLETタグ,EMBEDタグ,OBJECTタグをJavaScriptで出力,(2)JavaScriptを別のファイルとして保存,(3)HTMLファイルには,保存したJavaScriptファイルの読み込みなどの処理を追加--する。コマンド・ライン・ツールは日本語化せずに提供する。GUIツールの日本語版は「英語版ベータが公開された後になる予定」(米マクロメディア)だ。

 一方,これとは別に提供するApacheおよびIIS用のプラグイン・ソフトは,上記の変換機能を持たないことが明らかになった。プラグイン・ソフトは当初,IISなどと連携するWebアプリケーションが動的に生成するHTMLが仕様変更の影響を受けるものだった場合,問題なく表示できるように変換する機能を提供する予定だった。しかし,「WebサーバーがうまくJavaScriptを生成できないため,この方法は今回見送る」(米マクロメディア)。プラグイン・ソフトが提供する機能は,修正が必要なHTMLを確認するためのレポート機能にとどまる模様だ。近日中に,この決定内容を同社のWebサイトで公開する予定である。(A.Y.)