NTTドコモは3月27日,GPS(全地球測位システム)機能を搭載したiモード対応携帯電話機「ムーバF661i」を4月下旬に販売開始することを発表した。

 ムーバF661iでは,GPS機能を使うための専用のボタンが用意されており,“ワンプッシュ”で現在地の測位を行い,周辺地図を画面に表示できる。測定した位置情報を地図情報提供サービスに登録し,そこで位置を確認できるWebページのURLを,メールでほかのiモード端末に送信できる。 このほか,位置情報にメモをつけて,保存することも可能。例えばレストランの場所を記録しておきたいような場合に,利用できる。

 GPS対応のiモード・コンテンツには,ゼンリンデータコムとサイバードが提供する地図コンテンツ「ゼンリン携帯マップ」や,ウォーカープラス・ドット・コムが提供するタウン情報の「Walkers i」など8種類のコンテンツが予定されている。

 位置情報の精度は屋外で数m~数十m。本体サイズは幅49×奥行き28×高さ97mm(折り畳み時),重量は約115g(電池込み)。連続待ち受け時間は約470時間で,連続通話時間は約140分。データ通信速度は9600ビット/秒である。価格はオープン・プライスだが,実売価格は1万円台になる見通し。(H.O.)