クリアスウィフトは,ヘッダーや内容を基にメールをフィルタリングし,情報漏えいやスパム・メールの受け取りを防ぐためのソフトウエア「CS MAILsweeper4.3 for SMTP」を2月7日に発売する。購入したユーザー向けに,「SpamActive」と呼ばれるスパム・メール対策の無料サービスを新たに提供。クリアスウィフトが日々インターネットで配信されているスパム・メールの特徴を調べ,フィルタリング・ルールを作成し,配布する。フィルタリング・ルールはほぼ毎日更新されるため,新しいスパム・メールでも自動的にブロックできる。

 CS MAILsweeperはすでに,スパム・メールを防ぐ機能を備えていた。スパム・メールにありがちなキーワードや,スパム・メール配信の踏み台にされているメール・サーバーのブラック・リストを基にメールの受け取りを拒否する機能である。ただし,スパム・メールの中には,ありがちな語句を使わない,フリー・メール・サービスを利用するなど,これらの機能ではブロックしきれないものもある。

 そこで,CS MAILsweeperのユーザー向けに,SpamActiveを新たに提供する。これまでの機能より,きめ細かいフィルタリング・ルールを提供する。クリアスウィフトがインターネットで配信されているスパム・メールの特徴を調べ,メールの内容やヘッダーを基にフィルタリング・ルールを作成。CS MAILsweeperがそれをダウンロードして利用する。ルールはほぼ毎日自動的に更新されるため,ユーザーが受け取ったことがない新手のスパム・メールでも,ブロックできる。

 このほか,新バージョンではメールの内容をチェックする処理速度や操作性を改善した。添付ファイルについては,これまでのWord,Excel,HTMLなどのほか,PowerPoint,PDFの内容もチェックできるようになった。

 SpamActiveは現在,英語のスパム・メールのみに対応している。日本語などを使ったメールには今後対応する予定。CS MAILsweeperをインストール可能なOSは,Windows 2000である。価格は50ユーザーで55万円から。(T.F.)