マクロソフトは1月28日,有料のインターネット・サービス「MSN 8」を提供開始すると発表した。家庭での利用を想定し,ウイルス検知・駆除サービスや,子供に有害なコンテンツのフィルタリングなどの機能を提供する。料金は月額1280円(年間契約の場合1万3980円)。家族全員で利用できるよう,1契約で最大9人まで対応する。

 提供する機能は(1)ウイルス検知・駆除,(2)保護者によるコンテンツ・フィルタリング機能,(3)オンライン・ソフトウエア--などである。

 ウイルス検知・駆除では,メールの添付ファイルを受信時にチェックする。すでに所有しているメール・アカウントも,MSN 8上でPOPで受信設定をすれば同機能を利用できる。

 保護者によるコンテンツ・フィルタリングでは,有害サイトへのアクセスを防ぐためのフィルタを設定できる。このほか,有害なファイルや画像をダウンロードしないようにすることもできる。

 オンラインで利用できるソフトを2つ用意した。デジタル・カメラ画像編集ソフト「Picture It! Express」および百科事典「MSNエンカルタ百科事典」である。デジタル・カメラの画像を保存するフォト・アルバムとしてネット上で100Mバイトのディスク容量を利用できる。

 同サービスは,「MSN 8」専用ソフトをインストールして利用する。契約後にダウンロードまたはCDで入手する。(A.Y.)