マイクロソフトは2002年8月28日,ペン入力形パソコン(タブレットPC)向けのOS「Windows XP Tablet PC Edition」の発売開始日などを発表した。このOSを搭載したタブレットPCは,2002年11月7日以降,ハードウエア・メーカーが順次発売する。タブレットPCは,モバイル用途を想定している。

 Windows XP Tablet PC Editionは,Windows XP ProfessionalをベースとしたOSで,「デジタルインク」機能などを追加した。電磁式の「デジタイザ」という技術を利用したことで,感圧式の手書き入力よりも文字認識精度を高めたという。Windows XP Professional上で動作するアプリケーションはそのまま動作する。

 Windows XP Tablet PC Edition搭載機を発売するのは,NEC,ソーテック,東芝,日本エイサー,日本ヒューレット・パッカード,ビューソニックジャパン,富士通,ペースブレードジャパンの8社。また,対応ソフトウエアは,アドビ システムズ,ソースネクスト,ヴァル研究所,ジャストシステムなど16社が開発を表明している。(A.Y.)