サン・マイクロシステムズは8月19日,低価格サーバーの新製品ラインアップを発表した。Pentium IIIベースの「Sun LX50」で,Webサーバーやストリーミング・サーバー,メール・サーバーなどの機能を標準搭載した薄型のアプライアンス・サーバーである。

 Pentiumベースのサーバー・アプライアンスとしては,同社はCobalt RaQなどを提供している。ただし,Cobaltシリーズは基本的に1CPUモデルで,Linux版のみ。LX50は,Pentium III(1.4GHz)を最高2個まで搭載でき,より高い性能を実現できる。OSは,LinuxとIntelプラットフォーム版Solaris8のどちらかを選択できる。Cobaltシリーズと同様に,管理ツールの「Sun Cobalt Control Station」から設定・管理できる。

 Linux搭載モデルには,J2SE(Java2プラットフォーム,スタンダード版),動的なWebページ(アクティブ・サーバー・ページ)生成機能を提供するSun Chili!Soft ASP Webサーバー・プラグイン,グリッド・コンピューティングの機能を実現するSun Grid Engineなどが含まれている。一方,Solaris搭載モデルには,J2SE,Webサーバー・ソフトのApache,SunScreenファイアウォール,Sun Grid Engineなどが含まれる。

 価格は最小構成モデルで41万9000円。OSによる価格の違いはない。(Y.K.)