富士通インフォソフトテクノロジは7月2日,中小企業向けのセキュリティ管理サービス「S-GUARD」を9月に開始すると発表した。イスラエルのソファウエア・テクノロジーズが開発したファイアウォール「SofaWare S-box」を使うユーザー向けに,ファームウエアの更新やログ管理などのサービスを提供する。ファイアウォールを設置したくても,設定や運用に必要な専門知識を持った管理者を置けない場合の手助けとなる。
ユーザーは,サービス側が用意するセキュリティ・ポリシーの中から,自社の運用に合ったものを選択する。ユーザーの事務所などに設置したS-boxが,一定時間ごとに富士通インフォソフトテクノロジが設置したマネージメント・サーバーと通信し(1)システム・ソフトウエアの更新,(2)S-boxのログ取得・管理――という2つのサービスを提供する。収集したログを基に月次レポートを作成して,ユーザーに提供する。オプションで,メールのウイルス・チェックとURLフィルタリングも実施する。
サービス料金は現在検討中だが,最低料金を月額2000円から3000円くらいにする予定である。なお管理対象となるS-boxは,9月からソフトバンク・コマースが販売を開始する予定。製品価格は搭載する機能によって異なり,5万8000円から23万1000円となっている。(Y.Y.)