日本ベリサインは5月14日,個人向けディジタル証明書の発行サービスと,Webサイト向けのクレジット決済サービスを2002年7月に開始すると発表した。

 個人向けのディジタル証明書の発行に関しては,ニフティやNEC,NTTコミュニケーションズなどのISP7社と提携した。各ISPが日本ベリサインと共同ブランドで証明書を発行する形態を採り,個人ユーザーが手軽にディジタル証明書を取得できるようにする。発行された証明書は,暗号メールやWebサイトのユーザー認証などに利用できる。ISPは,自社のWebサイトのユーザー認証などにディジタル証明書を使えるようにする予定。個人向けのディジタル証明書はこれまで米ベリサインが年額14ドル95セントで提供していたが,ISP7社の料金も同程度になる見込み。

 Webサイト向けのクレジット決済サービス「ベリサイン ペイメント サービス」は,NTTコミュニケーションズと提携して提供する。NTTコミュニケーションズが提供しているクレジット決済サービス「Livuy」を利用する。料金は未定。

 このほか,アスキーが提供していたドメイン名登録サービスの事業を引き継ぐことも発表した。「.com」,「.net」といった従来からのgTLD(ジェネリック・トップ・レベル・ドメイン)のほか,「.info」などの新gTLDと日本語ドメイン名を発行する。 (K.A.)