シマンテックは,ドミノ向けのウイルス・チェック・ソフト「Symantec AntiVirus/Filtering3.0 for Lotus Domino on Windows NT/2000」と,ウイルス・チェック機能とWebフィルタリング機能を備えるソフトウエア「Symantec Web Security2.5」を,4月19日から販売する。Symantec AntiVirus/Filtering3.0 for Lotus Dominoは,新たに電子メールの本文をチェックして,メールをフィルタリングする機能などを追加。Symantec Web Security2.5は,LDAP(簡易ディレクトリ・アクセス・プロトコル)とActive Directory,Windows NTのユーザー,グループの情報を参照してWebアクセスの制御ができるようになった。

 Symantec AntiVirus/Filtering3.0 for Lotus Domino on Windows NT/2000は,ドミノ向けのウイルス・チェック・ソフトである。ウイルス・チェックの性能を向上させたほか,パターン・ファイルの自動更新間隔を自由に設定できるようになった。新たに搭載したメールのフィルタリング機能は,あらかじめ指定した言葉がどのくらい含まれているかをポイント制で評価し,しきい値を超えたメールをフィルタする。インターネットからの受信メールだけではなく,内部からインターネットに向けて送信するメールもチェックする。

 Symantec Web Security2.5は,HTTPとFTPを監視してウイルスの侵入を防ぐソフトウエア。インターネット上のサーバーと通信する際の,プロキシ・サーバーとして設置。Webコンテンツのフィルタリング機能を備えており,ユーザーに見せたくないジャンルのWebサイトをフィルタリングする。そのためのURLリストは,米シマンテックが管理する。新たにLDAPやWindows NTのユーザーやグループの情報を参照できるようになり,グループ別のフィルタリングなどが設定しやすくなった。

 Symantec AntiVirus/Filtering3.0 for Domino on Windows NT/2000は,OSがWindows2000 Server/Advanced Server(SP2)以上かWindows NT4.0(SP6a)以上,Lotus Domino5.08以上が必要。価格は,100から249クライアントでは1クライアントあたり3090円である。Symantec Web Security2.5は,OSがWindows 2000 Server/Advanced Server(SP2)以上かWindows NT4.0(SP6a)以上,またはSolaris7/8。価格は,250クライアントまでで90万円である。(T.F.)