NTTコミュニケーションズは4月1日,Webサイトの使いやすさ(ユーザビリティ)を評価し,改善策を提案する「ユーザビリティ評価サービス」を開始した。同社のWebホスティング「WebSiteCARES」のユーザーに向けたサービスである。

 ユーザビリティ評価サービスでは,専任のコンサルタントが問題点を探り出す「ヒューリスティック評価」と,Webサイトのターゲット層に類似したモニター・ユーザーが利用した結果から評価する「ユーザビリティテスト」の2種類の手法を使う。ヒューリスティック評価では,ユーザビリティ関連のコンサルティングを請け負うビービットが技術協力し,140~300項目にわたる評価項目についてユーザビリティをチェックする。評価に際しては,それぞれのサイトのビジネス・モデルやターゲット・ユーザーを考慮し,改善策を探る。

 一方のユーザビリティテストでは,ターゲットに近いと思われるモニター・ユーザーを5名程度用意し,コンサルタントが作成した課題を与え,ユーザーがつまずいた問題点を分析・評価する。料金は,ヒューリスティック評価,ユーザビリティテストのどちらも180万円から。このほか,2002年5月以降には,パフォーマンスの観点からの評価・コンサルティングも実施する。WebSiteCARESでは,すでに負荷テストやパフォーマンス監視をサービス・メニューとして用意している。この延長として,パフォーマンス上の問題点を探り,改善策を提案する「原因分析サービス」,実際に改善に取り組むコンサルティング・サービスなどを提供する。
(Y.K.)