インターネット セキュリティ システムズ(ISS)は,2月22日,企業ネットワークの無線部分のセキュリティを検査するソフトウエア「Wireless Scanner」を発表した。IEEE802.11の無線LANを使った部分のセキュリティ上の弱点などを検査するサービスである。従来,同社が提供しているセキュリティ検査ソフトウエア「Internet Scanner」の無線LAN版ともいえる。無線LANは,ネットワーク・ケーブルにパソコンなどを接続しなくて済むため,便利な半面,

 Wireless Scannerは,無線LANのアクセス・ポイントを自動検出。無線トラフィックを受信して,不正侵入の入り口となる可能性のあるアクセス・ポイントを識別したりする。また,無線アクセス・ポイントにアクセスするなどして調査し,弱点がないかを調べる。たとえば,アクセス制御が設定されていない,暗号化されていないといった弱点を検出する。このような調査結果をレポートしてまとめる機能を備える。

 米国で3月に出荷予定であるが,国内の出荷時期は未定である。(T.K.)