松下電器産業米OpenTVは,BSやCSを使ったデータ放送とインターネットの双方で使用できる統合ブラウザ(名称未定)を共同開発することで技術提携した。

 両者が共同開発する統合ブラウザは,松下電器産業が提供するデータ放送用のコンテンツ記述言語BML(放送マークアップ言語)の技術と,OpenTVが提供する組み込み用ブラウザ「Device Mosaic」で使っているHTML技術を融合したもの。BMLは電波産業会(ARIB)が規定したBSやCSのデータ放送用のマルチメディア記述言語。動画とBMLページの同期をとったり,リモコンでページを操作したりできる。インターネットは,HTML4.0,JavaScript,CSS(カスケーディング・スタイルシート)をサポート。暗号化通信には,SSL(セキュア・ソケット・レイヤー)とTLS(トランスポート・レイヤー・セキュリティ)を採用する。

 統合ブラウザは,2002年春にサービスを開始するイーピーの蓄積型データ放送で使うSTB(セットトップ・ボックス)に搭載される予定である。(Y.Y.)