アクセンチュアとマイクロソフトは9月20日,電子政府/電子自治体向けのソリューション事業で協業することを発表した。具体的な取り組みの第1段として,米アクセンチュアと米マイクロソフトの合弁会社である米アヴァナードの開発した電子申請/届出用プラットフォーム「Accenture eGovernment Accelerator(eGA)」を日本の環境に合わせてローカライズし,提供を開始した。
eGAの主な機能は4つ。(1)住民や企業ごとに独自のトップ・ページを生成する機能,(2)電子メールの一括配信機能,(3)申請や届出を簡便化するウィザード機能,(4)文書管理システムや既存の業務システムなどとの連携機,(5)フォーム設計機能--である。
(5)のフォーム設計機能は,加アクセリオ(旧称ジェットフォーム)が開発/販売する「Accelio Capture ReachForm」で実現する。ReachFormは,1つのXML(拡張可能マークアップ言語)データから複数種類のデバイス向けにフォームを提供する機能を備えている。例えば,クライアントがInternet ExplorerであればDHTML(ダイナミックHTML),Netscape NavigatorであればHTML+Javaアプレット,iモードであればCHTML(コンパクトHTML)というように,クライアントの種別に合わせて最適なフォームを自動的に返すことができる。(H.J.)