米インテルは,PtoP(ピア・ツー・ピア)アプリケーションの基本機能を実装したミドルウエアを2001年第4四半期に出荷する。同社が2001年8月27~30日に米国サンノゼ市で開催したプライベート・カンファレンス「IDF Fall 2001」で明らかにした。さまざまなアプリケーションでPtoP機能が取り込まれることを促し,それらのアプリケーション間の相互運用性を確保することが狙いである。

 今回のミドルウエアは,PtoP型のWebサービスを開発するための機能(SOAPなど)を備える。複数のPtoP型アプリケーションを互いに連携させて,1つのWebサービスを実現したり,複数のWebサービスをPtoP型で協調して動作させたりできる。

 Webサービスに対して,コラボレーション,知識管理,検索,CDS(コンテント・ディストリビューション・サービス)といった機能を容易に付加できるという。暗号化機能や,可用性を向上させるための機能も持つ。米マイクロソフトの.NETフレームワークをベースにする。 (K.A.)