日本アルカテルが、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催中のイベント「IPテレフォニー&ケータイソリューション2005」に、国内では昨日発売開始となるIP電話システム関連の製品群を出展中だ。親会社である仏アルカテルは欧州の通信分野で高いシェアを誇る。昨日,IP電話分野で日本市場への参入を表明したばかりだ。

 展示中なのは、IP-PBX「OmniPCXエンタープライズ」とコール・センター向けのアプリケーション「RSI」、IP電話端末「IP Touch」シリーズだ。OmniPCXエンタプライズの特徴は,サードパーティのアプリケーションとシームレスに連携が可能というオープン性である。RSIはジェネシス社のコンタクトソフトウェアを管理するためのソフトウェアだ。

 プレゼンテーション会場で講演した日本アルカテルの平井賢吾エンタープライズ・ソリューションズ事業部ネットワーキング・インフラストラクチャー事業部長は、「IP Touchシリーズの日本語版が発売できる年末までは外資系企業への販売が中心となりそうだが、あらゆる規模の顧客に必要とされるはず」と自信を見せている。

(上木貴博=日経情報ストラテジー)



5月19日~20日、サンシャインシティ文化会館(東京・池袋)で開催(日経BP社主催)。
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