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第29回 クールビズって難しいサイバーテック 伊藤 翠
先日,お客様の会社へ打ち合わせに行きました。その打ち合わせに出席していた5人のお客様全員がノーネクタイでした。「なるほど,これがクールビズね」と,通常よりじっくりお客様の姿を観察してしまった私。すると私の視線に気づいたのでしょう。その中の1人の方がこう言いました。「いま,うちでは全社でクールビズを実施しているんですよ。申し訳ありませんねぇ」 クールビズスタイルは礼儀に欠ける? えっ,申し訳ないって何で?──。謝られてしまって私はビックリしてしまいました。話を聞くと,やはりネクタイを締めていないことを気にされる方もまだまだ多いそうです。そういえば,先日「クールビズ」を実践してノーネクタイでお客様との打ち合わせに行った友人の男性SEのAさんは,一緒に参加した1次請けの会社の人に叱られたそうです。 「メッチャ怒られたわ〜。政府がクールビズを推奨していても,一般社会ではなかなか通用せんもんやねんな〜。IT業界って考え方も進んでいると思ってたんやけどなあ」と,Aさんはしょげかえっていました。IT業界は新しくても,お客様の業界によって,許されるところとそうでないところがあるみたいですね。 以前,私は金融系システムの開発を手がける部署にいました。その部署の男性SEは,ネクタイが「絶対不可欠」のアイテムでした。他の部署の人は「Tシャツ+チノパン」が主流なのに,私の部署は全員,スーツにネクタイ,革靴で作業していました。 官庁・医療系企業も服装には厳しいようです。というのも,ある官庁系システムを担当していた先輩SEによると,「なんとなくだけど,スーツの色まで決められていたんだよ」と言っていましたから。打ち合わせに参加するメンバーは,必ず,黒もしくは濃紺の無地スーツを着用していたそうです。「こんな雰囲気だとクールビズどころか,柄もののワイシャツさえ着るのもはばかられるよ」といって苦笑していました。 その点,女性SEはいいですよ。たとえキャミソール一枚でも,ジャケットを羽織ってしまえばフォーマルに見えますから(笑)。服装の面では,とやかく言われることは少ないので,お得です。男性SEもこればかりは,うらやましいのではないでしょうか。とはいえ,その大事なジャケットを忘れたときは,冷や汗モノですが……(苦笑) おしゃれなワイシャツを見るのが楽しみに ワイシャツは長袖派ですか。それとも半袖派ですか。私は長袖をまくり,仕事している男性の姿が最高に好きなのですが,クールビズが奨励されて以降,半袖ワイシャツの着用率が増えたような気がして,がっかりです。 また私はネクタイにも興味があります。だからステキなネクタイをみると,ついつい裏返してブランドを確認してしまうのです。先輩からは「その癖は早く直せ」と言われ続けています。でも中には,「伊藤さんがすぐチェックしてくれるので,ネクタイを新調した甲斐があったよ」と喜んでくれる人もいるので,OKですよね。 でもクールビズが普及すると,夏場はネクタイ姿が見られなくなるので,またまた残念です。なので最近,私はシャツに注目しています。「ボタンダウン」「ホリゾンタル」「ドゥエボットーニ」「クレリック」……。今後,クールビズがさらに発展すると,どんなおしゃれなシャツやスーツが登場するのか,楽しみです♪ 汗のにおい,大丈夫ですか? 今年の夏は本当に暑くて,少し歩くだけでかなりの量の汗をかいてしまいます。プリセールスのようなよく外出するSE,しかもクールビズを実行できないSEにとっては,デオドラント製品が欠かせないようです。 「“汗だくで,頑張っています!”とお客様にアピールするのもいいかもしれないけど,それでは第一印象が良くないからねぇ〜。僕はデオドラント製品を使っているよ。夏のエチケットだから」と,プリセールスのCさん。Cさんはお客様との約束時刻の30分前に必ず,その近くの喫茶店に入るそうです。それは汗を引かせるため。汗のにおいでお客様を不快にさせてしまっては,せっかくのビジネスの機会が台なしになってしまいますものね。 暑さはまだまだ続きます。自分のスタイルを今一度チェックして,好印象を持たれるように心がけたいものですね!
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