浮かび上がる7つのコアスキル 第3回第1部 スキルとキャリアを見極める(下)今回は,より詳しくITSSを見てみよう。ITSSは,多くのコンピュータ・メーカーやシステム・インテグレータ,ソフト会社の意見を参考にして作られたものだ。したがってITSSで定義されている職種は,組み込み系技術者など一部を除いて,ITエンジニアの職種をほぼ網羅していると言ってよい。 すべての職種を網羅
図2[再掲,拡大表示]に示す通り,大まかな職種分類で11種類,詳細な分類では38種類を定義し,それぞれの職種についてレベルを規定している。キャリアの最高レベルであるレベル7(年収1500万円以上)まで規定しているのは,コンサルタントとITアーキテクト,プロジェクト・マネジャー,マーケティング,営業担当者のみだ。 ITスペシャリストやアプリケーション・スペシャリストとしてキャリアアップする道もあるが,最高のレベルを目指すなら,目標となる職種はコンサルタントかITアーキテクト,プロジェクト・マネジャーということになる。
ITSSで注目すべきは,運用担当者やカスタマー・サービス担当者のスキルもきちんと定義していることだ。ITSSの策定に携わったあるITベンダーの人事担当者は,「専門職制度やスキル定義は,これまで主に開発系の人材が対象だったが,今後はカスタマー・サービスや運用でも重要になる。実は,当社でもこの分野の人材像を明確にしているところだ」と言う。 これまでは最初に就いた職種が運用なら,将来に渡って運用畑を歩むという,“直線的”なキャリアが多かった。しかしこれからは,専門分野を変える“複線的”なキャリア・チェンジも増えてくる(図4[拡大表示])。読者の方々には,図2のITSSや図4を参考に,自分のキャリアプランやスキルアップ計画を考えて欲しい。
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