■2005年末に世界最先端のIT国家になるという目標を掲げたe-Japan戦略。ブロードバンドの接続料金のように、既に世界最高水準を達成している部分もある。では、業務・システム最適化、電子申請など行政の電子化についての進ちょく状況はどうか。内閣官房IT担当室で電子政府・電子自治体分野のグループリーダーを務める粂井利久氏に話を聞いた。
(聞き手:黒田隆明 写真:吉田明弘)
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粂井利久(くめい・としひさ)氏
内閣官房情報通信技術(IT)担当室
グループリーダー(電子政府・電子自治体)
1964年生まれ。1988年3月、東京大学法学部卒業。同年4月郵政省(現総務省)入省。その後、総務省情報通信政策局情報通信政策課統括補佐、関東総合通信局放送部長などを経て、2004年7月より現職。政府の電子政府・電子自治体推進を担当するとともに、医療の情報化など公共分野の情報化も兼務。
※ この記事は『日経BPガバメントテクノロジー』第8号(2005年7月1日発行)に掲載した記事に加筆したものです。