※ この記事は『日経BPガバメントテクノロジー』第6号(2004年12月15日発行)に掲載されたものです。
■座談会出席者プロフィール
島村秀世(しまむら・ひでよ) 大学卒業後、建設会社に入社し、その後、シンクタンクの日本総合研究所に転職してシステム開発およびコンサルティング業務に携わる。2000年に日本総研から派遣される形で、長崎県総務部参事監に就任。地元の中小システム・ベンダーでも県庁のシステム案件を落札できるよう、オープンソース活用や分割発注などの手法を取り入れた新しい調達の仕組みを導入した。
山地英彦(やまじ・ひでひこ) 大阪府の総務業務の包括的アウトソーシングに取り組んだ。2002年9月から2009年3月までの7年契約(開発2年、運用5年)で、松下電器と富士通、NTT西日本の企業コンソーシアムへ発注した。総事業費は約35億円。今年度から運用開始。企画段階から入札、入札評価、業者選定までを、IT推進課参事(当時)としてかかわる。運用開始後も現職として携わる。
芝勝徳(しば・まさのり) 神戸市の非常勤のIT担当補佐官という役割。同時に、神戸外国語大学助教授や、神戸市が主導して設立したIT企画会社「神戸コミュニティ・エクスチェンジ」の取締役も務める。さらに、経済産業省の情報システム調達モデル研究会の委員や、地方自治情報センター(LASDEC)の総合行政ネットワーク(LGWAN)運営協議会専門部会主査なども務める。
モデレーター:安延申(やすのべ・しん)
1978年通商産業省(現経済産業省)に入省、2000年、電子政策課長を最後に退職しコンサルティング会社ヤス・クリエイトを興す。2003年ウッドランドと合併、取締役を経て2003年4月より現職。スタンフォード日本センター理事、大阪府参与なども務め、政策支援、経営、IT戦略コンサルティングまで幅広い領域で活動する。